地域資産循環のために生まれたデリバリーサービス

新型コロナウイルス感染症の拡大により多大な影響を受けた高知の飲食店と小売店。そして高知の運送会社が景気回復目指して手を取り合い、高知生まれの事前決済付きモバイルオーダー&デリバリーサービス「Grabdeli-グラブデリ-」をスタートさせます。

2020年春、今までに経験したことのない状況に誰もが今後の行く末を案じたことでしょう。
海外はもちろんのこと、隣県との行き来さえはばかられた移動や外出の自粛。この出来事は私たちの生活を大きく変えました。

この状況で強く感じたのは「内需」を留保すること、そして拡大させること。外に頼っていては今後も何かのときには地方経済はすぐにストップしてしまう。そんな危機感です。
コロナ禍で台頭してきた大手デリバリーサービスが高知にも進出してきました。そのこと自体は新しい生活様式への変換の中歓迎すべきことです。しかしながら、少し広い視点、長い目で見たとき高知の経済は潤っていくでしょうか。少なからず、高知の地域資産は流出していきます。
そういった地域資産流出を食い止めるには、高知の運送会社と飲食店、小売店が一緒になって経済を回す仕組みを自らが作り出すことが必要だと考えました。

ただ運送会社が運ぶのでは新しいサービスとは言い切れません。コロナ禍で注目を浴びたテレワーク。働き方も大きく変えていかなければならない時代です。スマホやPCを使って注文するモバイルオーダーはすぐにでも取り入れていくべきシステムだと考えました。
今までデジタルとは無縁の地方の運送会社が、そんな最新のアイテムを携えてデリバリーサービスを開始します。

「grab」という単語には、掴む、ちょっと食べる、飲む。～を魅了するという意味があります。
catchでも、takeでもない。haveでもない。getでもない。そう「grab＝掴み取る」。そんな強い思いと意気込みを込めました。

高知の有名店や老舗が提供する「高知の美味しいもの・Delicious」を「デリバリー・Delivery」し「人々を喜ばせる・delight」３つの「Deli」を提供します。

”Grab the hearts with 3 deli”　～3つのデリで心をつかむ～

それが、高知生まれのGrabdeli -グラブデリ- です。